- 2009-03-31 (火)
- Infomation
関西アクースマティック・アート・フェスティバル2009
Kansai Acousmatic Art Festival 2009
~映画のような音・音楽のような音~
新作発表(コンサート3)、上原作品の演奏(コンサート5)、2つの音連歌(コンサート2、4)に参加しています。
KAAF2009.pdf
【日時】2009年5月30日(土)、31日(日)
【場所】全興寺(大阪市平野区)
【料金】コンサート:2日券=4500円/1日券=3000円/1コンサート券=1500円(各回20名限定。学生は500円引)※予約された方は、《2つの音連歌》を収録したCD-Rをプレゼント。
インスタレーション、レクチャー:入場無料(レクチャーは10名限定。要予約)
関西アクースマティック・アート・フェスティバルは、メディアに記録された音の芸術〈アクースマティック・アート〉をフォーカスします。今回は6つのコンサート、2つのプログラムによるインスタレーションとレクチャーで構成しました。コンサートでは国内35名の音響クリエーターによる10秒~2分の短い音響を連ねた《2つの音連歌》、石上和也と檜垣智也の長編作品を初公開します。また我が国のテクノロジー音楽を牽引してきた作曲家の上原和夫の作品を新作と共に一挙上演します。音楽批評家・川崎弘二との対談にもご期待ください。インスタレーションでは、このフェスティヴァルの会場である全興寺の住職・川口良仁氏へのインタヴューの録音を用いた、新鋭のアーティストたち(かつふじたまこ、村木俊裕、松本祥代、廣畑祐子)による作品を展示します。レクチャーではこのジャンルの仕掛人である、檜垣智也がわかりやすく解説します。関西発の新しい音のアートを是非ご覧ください。
■コンサート
場所:全興寺・本堂
5月30日(土)第1日目
コンサート1(17時30分開始)石上和也・新作初演
コンサート2(18時30分開始)2つの音連歌
コンサート3(19時30分開始)檜垣智也・新作初演
5月31日(日)第2日目
コンサート4(17時30分開始)2つの音連歌(コンサート2と同じ内容)
コンサート5(18時30分開始)上原和夫特集1:トーク・コンサート(進行:川崎弘二)※亡き友、鈴木章五に捧げられた新作《音曼陀羅》を初演。
コンサート6(19時30分開始)上原和夫特集2:アクースマティック作品選集
アクースマティック演奏(17チャンネルのアクースモニウムによる)
大塚勇樹[コンサート2、4]、石上和也[コンサート1]、泉川秀文[コンサート6]、竹下士敦[コンサート2、4、6]、檜垣智也[コンサート3、5]
■インスタレーション【無料】
場所:全興寺・仏の国
プログラム1:14時00分、16時00分(両日とも)
プログラム2:15時00分、17時00分(両日とも)
プログラム1:かつふじたまこ作品/プログラム2:村木俊裕、松本祥代、廣畑祐子作品
(上演時間は1プログラムあたり10分?15分程度)
■レクチャー【無料・要予約】
場所:全興寺・楽空間/5月31日(日)15時00分開始(1時間程度)
テーマ「アクースマティック・アートの指し示すものとは?」(講演:檜垣智也)
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全興寺 Senkouji
〒547-0044 大阪市平野区平野本町4-12-21
TEL:06-6791-2680/FAX:06-6791-2698
URL:http://www.senkouji.net/
最寄駅:地下鉄谷町線平野駅4番出口/JR大和路線平野駅南口から徒歩約12分
主催:KAAG(関西アクースマティック・アート・グループ/旧:ih plus)
協力:全興寺、川口良仁
ご予約:KAAG(カーグ)事務局
E-mail:kaag@musicircus.net/TEL:090-2597-1386(檜垣)
詳細はKAAG公式ホームページでご確認ください。
http://www.myspace.com/kansaiacousmatic
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《2つの音連歌》参加クリエーター(35名・50音順)
足本憲治、石上和也、泉川秀文、生形三郎、江村瑶子、及川潤耶、大塚勇樹、大畠和也、岡本久、かつふじたまこ、木村公実、齋藤ゆか、柴山拓郎、庄田梨紗、炭鎌悠、竹下士敦、タナカレイコ、鶴田聖子、仲西香緒理、中野雄太、中村秀紀、畑木あゆみ、檜垣智也、廣畑祐子、布山陽介、松本祥代、宮木朝子、向山千晴、森田信一、安井裕一、山下裕実、由雄正恒、吉原太郎、RAKASU PROJECT.、渡辺愛(企画:檜垣智也/制作:石上和也)
上原和夫 UEHARA Kazuo (1949年生まれ)
作曲家/大阪芸術大学大学院芸術制作研究科教授。1973年にニューヨークで個展を開催、ニューヨーク・タイムズ紙で好評を得る。1983年ブールジュ国際電子音響音楽コンクール入賞。1984年アルスエレクトロニカにて作品上演。1990年ニューヨーク州芸術評議会のグラントを得る。ICMC94コミッション賞審査員。ICMC96香港審査員。CCMC2006審査員。近年、国際交流基金の派遣等により、ポーランド、ブラジル、ロシア他で公演を行い好評を得る。CDに「COSMOS I」(Air)「禅問答」(Moon Bridge)「10時間」(サンフランシスコ現代美術館)、著作に「コンピュータ・ミュージックの世界」等がある。
石上和也 ISHIGAMI Kazuya (1972年生まれ)
大阪生まれ。神戸・大阪を中心にライブ演奏活動を行う。2002年9月ドイツ国営放送局WDR、2003年5月ドイツ国営放送局SRにてライブ収録。2005年9月ドイツ国営放送局DRにて委嘱作品発表。2006年6月に同じくDRにて委嘱作品発表。KAAGメンバー。http://www.neus318.com http://www.cavestudio.org/cue
檜垣智也 HIGAKI Tomonari (1974生まれ)
アクースマティック・アーティスト。作曲をDenis Dufour、岡坂慶紀、七ッ矢博資各氏、アクースマティック演奏をJonathan Prager氏に学ぶ。INA-GRM(仏・国営視聴覚研究所音楽研究グループ)やLa muse en ciruitなど数多くの委嘱を受け作品制作し、ラジオ放送やコンサートで発表している。MOTUS(パリ)に所属、国際アクースマティック芸術祭FUTURA(フランス)の常勤演奏家。プロフェッショナルなアクースモニウムの演奏家として、国内外でフェスティバルやコンサート、レクチャーを行っている。また九州大学大学院、大阪芸術大学、同志社女子大学、海外の講習会などで指導にあたっている。KAAGメンバー。