Home > アクースマティック作品 > [作品データ]夜の虹(2003)27'[ac]

[作品データ]夜の虹(2003)27'[ac]

夜の虹
アクースマティック・ミュージック
制作年:2002-2003年 作品時間:27分

1. プレリュード : 夜の始まり [2'29]
2. 細胞分裂 [2'05]
3. 暗闇の破片 [2'22]
4. あなたはだれ? [3'31]
5. インターリュード 1 [1'24]
6. 虹の輪 [2'23]
7. 雲の幻影 [2'54]
8. インターリュード 2 [1'09]
9. 不安な星 [1'51]
10. ・・・ [1'27]
11. 天国の3羽の美しい鳥たち [3'17]
12. 沈黙のまわりに [1'43]

作品データ
作曲期間:2002年10月〜2003年2月
作曲場所:Studio CP [フランス]ペルピニャン、ペルピニャン・地方国立コンセルバトワールのスタジオ
その他: 第5回ラジオアートコンクール入賞(順位はつかない)主催:La Muse en Circuit

作品解説
この作品「夜の虹」は<記録された音>を自由に扱うための練習曲として構想しました。12の楽章からなり、各楽章は1つの音楽的アイディアに基づいています。音のもつ2つの側面<アブストラクト/抽象性>と<アネクドット/逸話性>の間で往復運動を行いながら、夜の様々なイメージを表現しました。具体的な物語やストーリーがあるわけではないのですが、各楽章のそれぞれの標題は、音の抽象的な運動から得ることができるイメージや、まるで目に見えるかのような映像的あるいは詩的なイメージをもとに、名付けてあります。最後に作品全体のイメージを纏めたテキストを示します。

”夜の空は昼の青い空が化粧を落とした空の裸の姿です。昼に隠されていたものを見ることができ、聴くことができます。無限に広がる宇宙が透けて見え、自由な想像の世界へと導きます。夜になると、その闇と沈黙の間から、たくさんの音が聞こえてきます。それはちょうど昼の雨と晴天の間だけに見える虹のようです。その音は現実と想像の間を往復し、私達を混乱させ、不安にさせます。しかし、しばしば神秘的で慰めもあります。私はそのような音の状態を「夜の虹ような音楽」と呼びます。夜の空にかかる虹は、見ることができません。それは現実と想像の聴こえてくるのです。”
初演:
SYNTAX 2.2
日時:2003年2月12日
場所: ペルピニャン・地方国立コンセルバトワール オーディトリウム "ジョン・ケージ"
演奏: Acousmonium MOTUS: 作曲家自身による

抜粋版初演−全12曲の中から5曲(1、2、4、8、9曲目)の抜粋版 :
SYNTAX 2.1
日時:2002年12月11日
場所:ペルピニャン・地方国立コンセルバトワール オーディトリウム "ジョン・ケージ"
演奏: Acousmonium MOTUS: 作曲家自身による

Home > アクースマティック作品 > [作品データ]夜の虹(2003)27'[ac]

Search
Feeds

Page Top